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Designer's 海外レポート

002 『ミラノサローネ2014』

タチカワブラインドのデザイナー海外レポート第2弾!

今年で53回目を迎え、357,000人という来場者で活気に満ち溢れていた
「ミラノサローネ」から、最新の家具デザイン情報や空間コーディネートを
レポート!
毎年海外のあらゆる展示会を視察し、商品開発に生かしているデザイナー
ならではのトレンド分析は、きっとお仕事の参考になるはずです。

橋口 典代

橋口 典代

商品企画部所属のチーフデザイナー
ファブリックメーカーで糸・ジャガード織物の開発を経て、2008年タチカワブラインドに入社。
今までになかったカラー配色の「マカロン」や光で変化する「プリーツスクリーン・和美シリーズ」など多くのファブリック製品の生地開発・デザインを手掛ける。

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Maker 〜モダン&クラッシック〜

50年以上の歴史があるイタリア最大のプラスティック家具メーカー「Kartell(カルテル)」。今年のテーマは「Precious(プレシャス)」。アクリル樹脂特有の光沢を活かし、既存のコレクションのゴージャス感をさらにアップさせ「限りない素材感の追求」を多面展開していた。

ミラノの有名シェフ、ダヴィデ・オルダーニがイメージコンセプトを提供したコレクション「I.D.Ish by DʼO」はカルテルの新しい一面を見せた。

ゴールド、クロムなど樹脂の表面にメタリック加工を施したもの、陶器やガラスに見せるなど樹脂の可能性を広げた商品が並ぶ。

Philippe Starck(フィリップ・スタルク)による「UNCLE JACK sofa」(ジャックおじさんのイス)は、その大きさ、存在感と相反するかのようにわずか30kg分の樹脂でできた透明な一体成型ベンチチェアとして注目。

日本では考えられないほど全体的に大きな家具を取り揃える「edra(エドラ)」。「Bastardo」という毛皮で覆われたソファは、Fernando & Humberto Campana(フェルナンド & ウンベルト・カンパーナ)というブラジルの兄弟デザイナーによるもの。種類の違う毛皮をパッチワークのように見せたデザインと、ベースに空けられた穴にパーツを組み込み自在に形を組み替えられるもので、インスタレーション形式で注目を浴びていた。

どんな形のソファに…?

ユニークな才能を持つ若手デザイナーを積極的に発掘することで有名な
「Moroso(モローゾ)」。今年の目玉は、昨年のサテリテに出展していたヴェネツィアのデザイナー2人組Giorgia Zanellato&Daniele Bortotto(ジョルジア・ザネラート&ダニエレ・ボルトット)によるソファ「Doge」。

ヴェネツィアの水と建物のカラーイメージを表現したという「Doge」の特徴はテキスタイルの色表現。繊細な柄付けのジャガード織物はずっと眺めていても飽きない奥深さを感じる。

1975年設立の高級クラシック家具メーカー「Alberto e Mario Ghezzani(アルベルト・マリオ ゲッザーニ)」。トスカーナの伝統技術を活かしたイタリア産家具を提供する「GIMO(ジーモ)」グループのひとつ。新作のテーマは、「王様とお妃様」。 流れるような有機的なレリーフは全て熟練の職人の手により一つ一つ彫られており、高級クラシック家具の持つ価値を改めて感じさせられる。

熟練の職人の手とは…

ベッドルームを想定し空間に置かれたサイドチェアは、王様用(写真①)、
お妃様用(写真②)としてそれぞれのイメージを異なるデザインで展開。

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