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海外レポート!

008『Salone del Mobile.Milao 2019(ミラノサローネ2019)』

COLORファミリア(Familiar)―優しい色調―

「ファミリア(Familiar)」は、今年、MOROSOが掲げた全体テーマです。MOROSOはこれまで、どちらかというとモノのデザインに焦点を当て、デザイナーとその新作といった展示が多かったのですが、今回は「なじみのある」「親しみのある」をテーマに空間展示を行っていました。具体的には、新旧の、異なるデザイナーの家具を混ぜて、あたかも消費者が好みのデザインを買い足して作ったかのような空間演出です。ざっくりと編んだスローケット(Throwket)が置かれ、できるだけ日常の、リアルな風景を作ろうとした努力が窺えました。
インテリアはもはや○○スタイルといった様式でデザインを語ることが難しくなりつつあります。消費者は出来上がったスタイルに自分たちの生活を当てはめようとするのではなく、自分や家族から自然発生的に生まれる生活スタイルに合わせて、空間を編集する能力を身に付けつつあるからです。

MOROSO

MOROSO

白のソファに無造作にかけられたスローケット。
淡いピンクのラグ、スツールのピンクと壁の柔らかいブラウンが、全体を優しい印象にしています。

MOROSO

MOROSO

淡いピンクから白へのグラデーション。

MOROSO

MOROSO

テラゾー柄の張地。

今回の家具の色表現は、全体に明度が高い(白黒写真で撮影すると白っぽく映る)色調でまとめられていました。ベージュ、アイボリー、ライトグレーを基調に、ピンクのグラデーションの張り生地、グレイッシュピンクのラグと組み合わせるなど、優しく、温かみを感じさせる色表現です。壁面には濃いブラウン系を使うことによって、淡い色調の家具を際立たせていました。
上記の写真3点は、MOROSOの「ファミリア」をテーマにした展示です。

Kartell

Kartell

淡いピンク、淡いブルーを背景に優しい印象で作られた展示コーナー。

desiree

desiree

イタリア在住伊藤節、志信によるデザイン。
チェック柄は親しみやすい印象を作ります。

B&B

B&B

太さがさまざまなストライプ。不均一なストライプも親しみやすい印象を作ります。

B&B

SWEDESE

丸みを帯びた優しい形。
足の金属部分は仕上げ過ぎない艶消し。

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