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海外レポート!

008『Salone del Mobile.Milao 2019(ミラノサローネ2019)』

FORM「形のない」インタンジブルIntangible

見本市会場でも、市街で開催されていたインスタレーションでも、動画で記録しなければ報告できない展示が増えています。デザインの趨勢は、3次元に時間軸を加えた4次元で考える方向に向かって加速しています。動画が視覚に与える主な要素は「光の流れ」です。ですが、光に形はありません。形のないデザイン要素をどのように形にして見せていくかは、今後、分野を超えて重要になります。
インテリアにおいては、照明の色、形、配置はこれまで以上に重要になります。「形がない」ものを可視化するデザインでは、「時」「水」も同様です。形を持たないものの形を留める素材では、光を透過するガラスや樹脂、シフォンなどのファブリックが注目されます。今回、グランドセイコーは「時間」を可視化して見せていました。独自の素材使いで、「時」を光に変えて、その軌跡で時を表現したのです。

グランドセイコー

グランドセイコー

セイコーウォッチ株式会社の高級ブランド「グランドセイコー」の展示
デザイナーはWe+、テーマは「THE NATURE OF TIME」。グランドセイコー独自の駆動機構であるスプリングドライブは、時計の針を流れるように動かします。時計は誰が見ても同じ時を示しますが、時間の感覚は状況によって感じ方が変わり、人それぞれ異なる流れを持っています。その流れを光で表現していました。

moooi

moooi

雲の絨毯。雲も決まった形を持たず、触れそうで触れない。

DIESEL

DIESEL

雲の写真をプリントした生地。

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