T-one web トップ > T-one's people > 関口 和美さん

T-one's people クリエイティブな人に聞く

クリエイティブな人に聞く Interior Coodinate Works 代表 関口 和美さん

Interior Coodinate Works 代表 関口 和美さん

プロフィール

仙台を拠点に、フリーランスとして住宅、マンション、モデルルーム、リフォーム等のデザインやコーディネートを手掛ける。
暮らしのセンスアップセミナーやインテリアイベントの企画も行い、子どもたちの職業意識を育てる講座やワークショップ、インテリア絵画コンテスト等、次世代の育成につながる活動にも力を入れている。2006年より宮城インテリアコーディネーター倶楽部(mic)会長。
インテリアコーディネーター、二級建築士、キッチンスペシャリスト、照明コンサルタント、整理収納アドバイザーなど、多彩な資格を持つオールマイティーなインテリアクリエイター。



お気に入りのインテリアアイテム窓の外は修繕工事の足場が…

お気に入りのインテリアアイテムは?

自宅の仕事用デスク(イタリアBONTEMPI社)の上にある地球儀、加湿器、ペーパーウエイトなど。どれも家族からのプレゼントで気に入っています。アルネ・ヤコブセンの掛時計は昨年3月の震災で歪んでしまいましたが、今も健在です。ルームフレグランスはイタリアDr.Vranjes(ドットール・ヴラニエス)のアクア。リラックスできる香りです。

お仕事でよく採用するタチカワ製品は?

窓の表情を作るインテリアに欠かせない、ロールスクリーン「デュオレ」ですね。シーンに合わせて光と色を楽しめる新発想のアイテムだと思います。男子プロバスケットチーム「仙台89ERS」の某選手の新居をコーディネートした際も、「デュオレ」のデュオスタイルを採用しました!

インテリアが素敵な、お気に入りのショップを教えてください。

micの事務所近くにある、イタリアンレストラン「Ristorante da LUIGI(リストランテ ダ ルイジ)」です。プロデュースしたのはインテリアデザイナーの尾形欣一氏で、店内・外観とも白を基調にしたとても目を引くお店です。
2010年デザインウィークinせんだい「街中グッドデザイン展」ではmic賞を受賞。味も盛りつけも斬新な、いつも予約でいっぱいのお店です。

夏休み中は、部活の合間を縫って教室のカーテンを取り付けました。 (仙台市S中学校) 夏休み中は部活の合間を縫って教室のカーテンを取り付けました(仙台市S中学校)
現地に向かう途中の風景。道沿いには今も瓦礫が残っています。現場に向かう途中の風景。道沿いには今も瓦礫が残る
亘理町中学校から届いた、素敵なメッセージ!亘理町立中学校から届いた、素敵なメッセージ!

被災した学校へのボランティア活動をされていると伺いました。
具体的な内容を教えてください。

昨年の7月〜9月、仙台市内の小中学校へカーテンやカーテンレールを贈る支援活動に駆け回り、その後も要請を受けて11月〜12月には女川町、山元町、東松島市など、津波で甚大な被害を受けた沿岸部の学校にも出かけました。震災後1年が経過しましたが、未だにカーテンのない教室で授業を受けている生徒さんたちが大勢いるのが現実です。

「せめて子どもたちが静養する保健室を整えたい」「寒さがつらい北側の窓だけでもカーテンを取り付けたい」など、現場の思いと私たちの思いは同じ。今こそインテリアのチカラを発揮することが、私たちICの使命だと実感しました。

子どもたちに明るい笑顔が戻るまで、住環境が改善されるまで、支援を続けていきたいと思っています。

震災から1年経った、現在の思いをお聞かせください。

被災地である宮城県では、今も津波で被災した土地、被災者が暮らす仮設住宅が立ち並んでいます。復興は少しずつ進んでいますが、まだほんの一部にすぎません。忘れられたように手つかずの地域もあり、メディアで紹介されていない町は未だに不自由な暮らしを余儀なくされています。

ICとして、この1年間は「住」に関わる仕事で多忙を極めた時間でもありました。「すべて無くなり、ゼロからのスタートです。ぜひ力を貸してください」「新しい土地で新しい暮らしを始めますので、相談に乗ってください」こんなお声をたくさんいただきます。初対面のお客様とは、あの震災の日の状況、ご家族の安否を伺うことから始まり、お互いに涙があふれて言葉に詰まった場面も幾度となく経験してきました。

みんなが明るく前向きに、そして安心して暮らせるように、私はこれからもインテリアの仕事を続けていきたいと思います。

このページのトップへ