YUMIKO TASAKI DESIGN ROOM代表
インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター・インテリアスタイリスト・照明コンサルタント・メディカルインテリアコンサルタント
戸建住宅・分譲マンションのコーディネート、リフォームや店舗のトータルプロデュースを中心としたインテリアデザインから施工、アートや雑貨のスタイリングなど、新築からリノベーション、ガーデンデザイン・施工まで、インテリアに関連する業務全般を手がける。長崎を中心に九州一円で広く活躍中。インテリアコーディネート分野の各種講演・研修なども行っている。
長崎インテリアコーディネーター協会理事
JAFICA 日本フリーランスインテリアコーディネーター協会理事
【MUSIC BAR Penny Lane様】
型にはまらない軽やかさをイメージして、ブラインドは5色のスラットを組み合わせました。アーティストや音楽好きのお客様にも、よく褒められます♡
【すまいるリフォーム様】
リフォームの打ち合わせをするのに、イメージを固定させたくないので、ホワイトからアイボリー、グレーのトーンのフォレティアでまとめました。
最近、旅したバンコクにて。建築家であるジム・トンプソンの家を訪ねました。
【中野ハウジング様 キッチンスタジオ】
無機質になりすぎないように厳選した白系の素材でコーディネート。壁は塗装に箔ペイントでエイジングしたようなムードに。フローリング、テーブルは無垢材。
背景を木製ブラインドにすることにより、手前のコーディネートをジャマすることなく引き立てています。ナチュラルな背景は、花やグリーンを自由にコーディネートできます。
『KABUKI』
糸を紡いで作られるレース生地のような独自形状のフロアランプ『KABUKI』(左端)
『Theo murata』
大分県湯布院にある宿泊施設「山荘無量塔」のカフェ。宿泊者以外の利用も可能。
【M様邸】
大型テレビを窓際に置く場合、窓面を木製ブラインドに変更し、手前にTVボードの居場所を作ります。他のインテリアも壊さず、程よいニュアンスをプラス。お庭のお花も引き立ちます。
就職活動中、企画営業で内定をもらった会社に、妹もファッションデザイナーとして内定をもらい、どちらかが辞退することになりました。当時私はファッション業界で働くことしか考えていなかったのですが、衣食住の中では日本の住環境は欧米と比較するとまだまだ発展途上だと思っていたので、あえてこの業界にチャレンジすることにしました。当時のトレンディドラマの影響も手伝って、ICになることを決意。プレハブ住宅メーカーの営業からスタートして、26歳に独立しました。
ICは立地や構造からご提案することは稀ですが、ICはお客さまが触れる壁や床材、家具などをセレクトできる重大な任務です。マンションや新建材の家であったとしても できれば自然や大地のエネルギーを受け取っていただけるよう、肌に触れる素材にこだわりを持って仕事をさせてもらっています。お施主様がなるべく自然素材を触って、踏んで、過ごせるよう、いつも考えています。
たとえば無垢のテーブルで食べるお味噌汁や、ウールのカーペットでのお昼寝に心惹かれるので、無垢材の床や食卓テーブル、タイル、コットンや麻素材のソファやカーテン、クッション、 ウールのカーペットなどをご提案するよう心がけています。 もちろん、そのためには幅広い商品知識、情報収集がとても大事です。 また、お客様に対してはギリギリまでニーズを引き出します。最近は「お任せします」というお客様も増えてきて、難しいこともしばしば。もっとお施主様にはワガママを言って欲しいですね。
インテリアの雑誌や洋書やSNSにヒントを得ることもあります。そしてそれを具現化するために、展示会やショールームなどにも足を運びます。その時に受けたトキメキが提案の熱量に変わるので、仲間との建築やアートを巡る旅も欠かせない栄養源です。
フリーランスになって、23年目になりますが、ほんの5年くらいまで、リアルにフリーランスでICをしている仲間や先輩はいませんでした。
長崎を始め、地方はメーカーのショールームも少ないので、情報がすごく少なくて手さぐり状態。愛読書はメーカーさんのカタログでした(笑)。
今はSNSで協会の活動など情報交換も活発にできるようになって、仲間や先輩方と一緒に旅に出たりして、いつも刺激をもらっています。「この仕事を続けていてよかった」と毎日思っています。
先日、リフォーム会社様のショールーム&キッチンスタジオのデザインと、コーディネートをさせていただきました。地域の方々にもすんなり受け入れられるようなインテリアは人気も高く、「受注件数や大型リフォームなどのお話が倍増した」とのご報告があったのはうれしかったです。しかも、スタッフさんのインテリアへの興味が高まったり、コーディネート力が上がった、という副産物も!!
スタイリッシュにデザインすることはいくらでもできますが、地域の方やお客様の共感を得られなくては意味がないと思っています。クライアント様の、またその先のターゲット層まで想定して、日常を少し背伸びしたくらいの空間に、雑貨やアートでアクセントをプラスすることが私のコーディネートのこだわりです。
『KABUKI』は シンプルなインテリアを一気に華やかにしてくれるKartellのスタンド照明。木部のアイテムが多いとき、ブリッジアイテムとして、Kartellの商品は程よい軽さを出せるのと実用性も高いのでよく使います。
『Theo murata - 湯布院・ 山荘無量塔』のカフェは参考にしたいインテリア。建具や家具、タイルまで繊細にデザインされてるのにさりげない印象。インテリアにこだわる方はもちろん、そうでない方にも心地いい空間です。
タチカワブラインドでよくご提案するのは、「フォレティア」シリーズです。
コーディネートをする時に、なるべく自然素材でコーディネートしたほうが、シンプルかつ華やかになります。
木製ブラインドの「フォレティア」シリーズは、豊富なカラーバリエーションでシックにも華やかにも仕上げられるところが気に入っています。
ひとつでも自信を持てるものを見つけて、そこから自分の魅力をコーディネートに活かしていけるように積み重ねていくことをお勧めします。
なんでもいいのです。アートが好き。花が好き。 映画が好き。お酒が好き。クルマが好き。
結婚、出産、子育て、介護など、女性には人生で乗り越えなければならないことがたくさんあります。ICはこれらの経験がそのまま仕事に活かせられる仕事。生活者として、母親として、家族としての自分を客観視することは、いつかICとしての提案や魅力に通じるはずです!
私がなんとなくやってきたことは、自分と他人を比較しないことと、損得で動かないこと。
そして、どんなときも笑顔で。
これでなんとかなります!