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クリエイティブな人に聞く フリーランス インテリアコーディネーター 手崎 清美さん

フリーランス インテリアコーディネーター 手崎 清美さん

プロフィール

インテリアコーディネーター・照明コンサルタント
整理収納アドバイザー 2級
鹿児島県インテリアコーディネーター協会 前会長
一般社団法人日本フリーランスインテリアコーディネーター協会 正会員


フリーランスのインテリアコーディネーターとして、
個人住宅・モデルハウス・モデルルーム・店舗・医療施設・高齢者施設などの
カラースキム・およびインテリアコーディネート業務全般を行う。
鹿児島市在住。

ICの資格を取得したきっかけと、お仕事の経緯について教えてください。

子育てが一段落した30代後半、自宅を新築するにあたり、住宅の知識を身につけようと決心。それまで専業主婦でしたが、一念発起してインテリアコーディネーターの資格を取得しました。
ある日、友人宅を訪問し、建築家の建てた家を初めて見て大興奮。
「唯一無二!!こんな空間をつくろう!! 」と心に誓いました。

初仕事はテレビ局のディレクターさんの推薦で、ある作曲家の鹿児島事務所のインテリアを担当させていただきました。
まだ資格試験くらいの知識しかなく、請求見積もりも出せずにいた私でしたが、「今後、プロとしてやっていくのであれば、充分な額を請求するように」とアドバイスまでいただきました。「請求する金額に見合うだけの実力をつけて、これからもお客様に喜んで頂ける素敵な空間を創りたい」と思ったのを覚えています。

仕事をする上で常に心がけていることやポリシーをお聞かせください。

「愛と情熱と信念があれば仕事はうまくいく」
この言葉をいつも頭の片隅に置いています。

最近はモデルハウスなどのお仕事が多いので、購買・受注につながる空間作りも意識しています。来場者の購買・受注を喚起するためには、コンセプトを明確にすることがとても重要です。様々な情報が蔓延している中からお客様の印象に残り、そこでの暮らしがイメージできることや、営業の方が自信を持ってお勧めできることも大きなポイントとなります。「愛と情熱と信念」を忘れずに、コンセプトづくりにも力を入れています。

インテリアのアイデアやヒントは、どのように発見・発想されていますか?

話題の店や雑誌・美術館・歴史建造物 SNS で見かけた気になるお店・スポットには機会があれば遠地でも足を運びます。
ラグジュアリーホテルに宿泊することも自己投資と考えています。そしてホテル滞在中には、そこがどうして素敵なのかをひたすら分析しています。
こうした日頃の行動が頭の引き出しに蓄積されてアイデアになるような気がしています。

京都鷹峯に位置するケリー・ヒルデザインによる隠れ家的リゾートホテルの『アマン京都』は、一度は訪れたいと思っていた宿です。周辺の自然や文化にも調和し、細部のディティールまでこだわりが感じられる凛とした空間です。

また、鹿児島の美山沈寿官茶室は、薩摩焼を代表する窯元にある茶室。工房や展示スペースも趣があり たびたび訪ねています。

今まで手がけた中で一番嬉しかったことや印象に残っている仕事を教えてください。

病院の増築部分1 棟分のコーディネート業務と本館のリニュアルに携わった時のことは今でも忘れられません。
診察室・待合室・病室・デイサービス・老人ホーム・ドクターの控え室をデザインさせていただいたのですが、医療系の物件を手がけるのが初めてということもあり、段取りよく進みませんでした。

院内案内図のサイン工事でも、なかなかOKがいただけず、設計士やサイン屋さんと何度も訂正したことを覚えています。
現場は、最後までやり抜く責任感と周りの協力(人間関係もコーディネート)でしか乗り切れません。物事がうまく進まないときは、自分よがりになっていないかを、客観的に俯瞰してみることが大切だと思います。
病院の仕事が完了した後、理事長から「最初は怪しかったが、いい病院になったと患者さんに褒められる。ありがとう」というお言葉をいただいた時には、投げ出さずに最後までやり通して本当に良かったと思いました。
リピートしてお仕事を頂けるときの喜びや、すぐに受注が入るときの喜びも格別ですが、スムーズに終わった物件より、試行錯誤した物件が印象深いのは不思議なものです。

ご自宅や仕事場でお気に入りのインテリアアイテムはありますか?

インテリアの仕上げは香りだと思っておりますので、様々なルームフレグランスを試しています。目の前が美しく整えられ、香りが良ければこの上もなく幸せな気持ちになれます。

特にお気に入りは、Dr. Vranjes - ROSSO NOBILE ドットール・ヴラニエス ルームフレグランス ロッソ ノービレです。
甘いワインの香りが気分を上げてくれるので、自宅では玄関に小物と合わせてディスプレイしています。

THE VIEW HOUSE OF SAKURASHIMAと名付けた自宅を建てたことは、公私ともに昨今では一番の嬉しい事となりました。
自宅のコンセプトはこの3つです。
① 桜島の眺望を楽しめること
② シンプルであること
③ メンテナンスフリーであること
朝と夕に桜島の移りゆく姿を見るのは最高の贅沢です。日々エネルギーが補給されます。
またシンプルになった事で、心乱されることも少なくなりました。やはり人間は視覚に左右されますから、住空間を整えることは仕事の上でも、日常生活の上でも大切なことだと思います。

窓まわりでよく利用するアイテムを教えてください。

タチカワブラインド製品はよく採用します。発注してからの納品までにかかる時間が比較的短いのがとてもありがたく、ギリギリ納期に間に合わせていただいたことも幾度となくあります。

特によく使うのは、「タテ型ブラインド ラインドレープ」の生地「エブリ」。全50色の多色生地であることと、風合いがナチュラルで窓辺をすっきり演出してくれるところが気に入っています。

シールド部分が可愛い「ロールスクリーン ラルクシールド」も、子供部屋などによく採用します。

また、「木製ブラインド フォレティア」は、意匠性が高く、建具や床材に合わせて選べるカラーバリエーションの多いスラットが魅力です。

自宅でも採用しているのが「タテ型ブラインド ラインドレープ」の生地「シャイニー」です。スラットに入っているさりげないラメがアクセントになる上に、高い遮熱性能を発揮する生地で、大のお気に入りです。実は遮熱性能が高い生地だと気がついたのは設置した後なのですが、東向きのリビングなので、午前中はいつもお世話になっています。

いま一番気になっているのは、新しいパネルデザインが追加になった間仕切「プレイス スウィング」。リビングに隣接する和室に、ぜひ採用したい間仕切です。
フレームがスタイリッシュなのが1番の魅力ですが、黒色のフレームがあるのは助かります。

カスタムオーダーでフレームの本数や配置を指定できるとオリジナルで印象的な空間ができそうなので、採光窓「雲竜」をメインに、採光窓「クリア」などを組み合わせて提案してみたいです。

最上部に欄間を設けたパネルデザインは、マンションなどの和室コーナーにもぴったりです!和室側にエアコンを設置できないケースが多いので、上部から通風ができるのはありがたいと思います。

子育て世代に人気のリビング横の和室ですが、いつも建具には頭を悩ませています。和の空間に合う、新しいパネルデザインの間仕切「プレイス スウィング」を活用して、スタイリッシュに仕上げた提案をしていきたいと思います。

手崎さんのようになりたい!と日々仕事に励んでいる皆さんへ
アドバイスなどメッセージをお願いします。

自分のやってみたい仕事や夢は事あるごとに発信することが大事だと思います。
仕事は人を通して私たちのところへやってきます。
以前なら知人に発信するのみでしたが、今ならSNS でも誰でもどこへでも発信できますよね。
発信し、努力を怠らなければ、誰かの目に留まり自分の希望の仕事ができるようになると思います。期待を裏切らないように、目の前のことに真摯に取り組み、明るく、感謝の心を忘れないことも、もちろん重要。プレゼンテーション技術を磨くことも必要です。
「人と比べず、自分らしく」も、忘れないでくださいね。

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