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TREND COLOR 窓まわりをグレードアップするトレンドカラー

014 窓廻りをグレードアップする 秋冬のトレンドカラー

毎年好評の、日本流行色協会「JAFCA」が提案するトレンドカラー。
今回は、この秋冬のおすすめのカラーをご紹介します。

JAFCAとは?

  • 2019年秋冬のテーマ
  • トレンドカラー「誘われて」
  • トレンドカラー「地に立つ」
  • トレンドカラー「森の謎」
  • トレンドカラー「宇宙のため息」

2019年秋冬のテーマ 「色は匂えど(いろはにほへと)」

写真とトレンド情報提供は、
一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)。
http://www.jafca.org/

IT・IoT(アイオーティー)化が進み、実際に手を触れなくても音声や電子情報によってモノを動かせるような時代になりました。今後は仮想空間での疑似体験も、さらにリアルになっていくでしょう。
だからこそ、人と人とが触れあうことや、その場の空気を五感で感じ取ることが今以上に求められるようになってきます。テーマ「色は匂えど(いろはにほへと)」には、香りが私たちの記憶を呼び覚ますように、身体全体で感じられる色彩によって、心が動かされる空間を生み出したい、という意味が込められています。

「見る」から「体感」するデザインへ

デザインでは、色や素材、形、表面仕上げといった視覚に訴える要素だけでなく、手触りや香りといった触感や嗅覚など、「体感」する要素が重要になってきています。世界がどんなにデジタル空間になっても、触った時に感じる感覚によって「生」の実感を得る人間の、皮膚感覚に訴えるデザインが注目されています。

心を動かすエモーショナルな色

光や水のように形のないものの「素材感」も注目されています。「素材感」は、光や水を留める仕掛けを素材や表面に施した質感を表したものです。特に光の反射や発光、影などで表現されています。形のない「香り」も同様に注目されていて、今シーズン、情景(色)を思い浮かべる重要なファクターとして、カラーとともに香りのイメージも提案しています。

JAFCAディレクターが語る! トレンドカラー全体の傾向

ブラウン、グリーン、カーキなど、自然界に見られる色

加速するデジタル社会の中で、人々は大きなストレスを抱えながら暮らしています。大地の色、森や植物の自然を想わせる色は、私たちの気持ちをニュートラルな状態に戻してくれます。通常ニュートラルカラーと呼ばれている色は、白、黒、グレーなどの無彩色を指しますが、私たちの心身を整える色として、ブラウン、トープ(グレイがかったブラウンやブラウンがかったグレイなど、ニュアンスのある中間色)、グリーン、カーキなど、自然界に見られる色を新しい「ニュートラルカラー」と位置付けてよいでしょう。少し乾いたようなタッチのブラウンや、光を発しているようなイエローなどと組み合わせて新鮮さを加えます。

オレンジ、レッドなどの濃厚な色

ここ数シーズン、懐かしさや温かみを感じさせる色としてオレンジが注目されています。この秋冬シーズンのオレンジは、彩度の高いピンクやレッドを加えることで、より甘くねっとりと、味覚を刺激するような印象を生み出します。これらの色は人間の限りない欲望を表す色でもあり、手にしっとりとなじむ質感、弾力のある素材、濡れたような艶で官能的に表現するとよいでしょう。
またダークレッド系は、世界の民族衣装などによく見られる色です。地域文化を象徴する色として、最近のインテリアでも多く見られます。

素材色に光の効果を加える

インテリアで重要な素材である木質では、きれいに加工されていない、素材そのままの質感を生かした表現が注目されています。これらの表現は「ローマテリアル」と呼ばれ、近年は自然そのままのムラ感や、ざらざらした手触りに価値が見出されています。また、光の効果を利用した蛍光色や半透明な素材、ホログラミックなど、人工的な表現にも注目が集まっています。

大澤かほる
一般社団法人日本流行色協会 カラークリエイティブディレクター。
東京造形大学彫刻科を卒業後、求人広告営業、彫刻家助手、市場調査分析を経て、現職。
カラートレンド予測と分析、カラー戦略策定、色彩教育、執筆と「色事すべておまかせ!」をモットーに日夜色彩関連の仕事に励む。インターカラー日本代表。

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