Trend・1 ~カラー&マテリアル~
今年のアクセントカラーは3つ。1つめは“ゴールド”(写真①)。家具全体というよりも小物でのアクセント使いに。次に“カッパーレッド”(写真②③)。錆び付いたようなくすんだ赤茶は、少し「和」を感じさせる。
3つめは“スモーキーパステル”(写真④〜⑥)。アクセントというよりインテリア全体の雰囲気を和らげるグレイッシュなペールトーン。
素材のトレンドの1つは、上質な素材使いのバリエーション。
キッチンメーカー、「ROSSANA(ロサーナ)」からは、“カプチーノ”というマーブル状の天然石を使用したキッチントップ。カスタムメイドの独創的なキッチンメーカー、「MARCHI GROUP(マルキグループ)」からは”フォッチョクエスト”というテラコッタ、天然石、砂を混ぜ固めた高級加工石を使ったキッチンカウンター。
「ROSSANA」
マーブル石×重厚な木目の異素材の組み合わせが、素材の良さを更に引き立て高級感を出している。
「MARCHI GROUP」
2000年前のローマ時代の大衆浴場(テルマエ)でも使われていた石であり、伝導率にも優れとても丈夫。表面のあえていびつな施しが味わい深さを感じさせる。
2つめのトレンドは木目。カラーとしては、乾いたような色みのグレーブラウンやグレージュ。
ラスティック感が強いため、少し汚れているように見えるにも関わらず、キッチンの年である今年はその傾向が。
あえて使い込んだような表情に仕上げたカウンターや収納扉など、
落ち着いたトーンでの展開が多々見られた。
テクスチャー感としては木目のエッジを強調したものが多い。