色の持つパワーを活かして、窓廻りのコーディネートをグレードアップしませんか?
今回は、日本流行色協会「JAFCA」が提案する今年の秋冬トレンドカラーを、4つのグループでご紹介します。
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写真とトレンド情報提供は、
一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)。
http://www.jafca.org/
2012年秋冬のJAFCAプロダクツ&インテリアカラー。テーマは「Effulgent(イファルジェント)ー輝きわたる光」です。
震災を経験した日本だけでなく、世界規模でさまざまなできごとが起こり、大きな変化を刻々と遂げつつある今。私たちはその変化に身を委ねつつ、自分自身も変わって行かざるを得ない状況にあります。
変わるしかないのであれば、自ら能動的に変わっていきたい。そんな考え方を暮らしに取り入れていこうという前向きな思いが、今年のカラーテーマに息づいています。
日常を普通に暮らすことがどれほど幸福なことか、今の私たちは身にしみて実感しています。当たり前の日々の中にこそ、宝物=輝きわたる光がある。そんな、生きることの本質的な喜びを感じられるカラーが、今年の秋冬コーディネートの主流になるかもしれません。
今回のカラー選定は、ダークカラーを中心とした展開と、グレーやベージュにパステルカラーを合わせた展開の2方向といえます。特に注目されるのは、グレーを基本にして強すぎない綺麗な色を組み合わせる手法です。
同時に金属の反射や透け感、輝きなどの「光」を表現しているのが大きなポイントです。どのグループにもイエローやゴールド、シルバー、オレンジなど、時に明るく、時にあたたかな光を思わせる色がアクセントとして配されています。
ファッションの分野では「ブラックやブラキッシュカラー」「ディープなピンクやレッドなどの暖色系」や「ネイビーやダークグリーンなどの寒色系」に注目。そこにスキンカラーやベージュの穏やかな配色も組み込まれるなど、今年は女性のファッションとインテリアのカラーに比較的共通点が多いと思われます。
※ブラキッシュカラー = ぱっと見は黒に見えるような暗い色
大澤かほる
一般社団法人日本流行色協会 カラークリエイティブディレクター。
東京造形大学彫刻科を卒業後、求人広告営業、彫刻家助手、市場調査分析を経て、現職。カラートレンド予測と分析、カラー戦略策定、色彩教育、執筆と「色事すべておまかせ!」をモットーに日夜色彩関連の仕事に励む。インターカラー日本代表。