3人のインテリアコーディネーター(IC)の皆さんに、
仕事にまつわるエピソードを本音で語っていただいた座談会の後編です。
前編に続き、ICならではの悩みや仕事へのこだわりは必見です!
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ハウスメーカーやリフォーム会社勤務を経て、 15年前にフリーランスICの事務所を設立。 戸建からマンションまで、インテリア全般を提案している。 |
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リフォーム・デザイン会社勤務を経て、 10年前にAさんのフリーランスIC事務所に所属。 インテリアの提案から窓廻りの採寸、取付まですべてに携わっている。 |
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ハウスメーカー勤務後、フリーランスICとして マンションのオプション販売会のカーテンコーディネーターを務める。 5年前にAさんのフリーランスIC事務所に所属。 |
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そうなんです。お客様はインターネットなどでよくお調べになっているので、 私たちはそれ以上の情報を集めてしっかり理解していないと。 |
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なるべくなら、同行しようと心がけています。 どうしても行けない場合は、事前にショールームの方にご連絡して お客様をご案内していただくようにしています。 |
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最近はメールも増えてきましたね。 でも年配のお客様だと、やはり電話になります。 電話でもうまく伝わらない場合があるので、ひとまず概要を電話でお伝えして、 あとは写真や資料を添えてお手紙を送ることもあります。 後日、「お送りしたお手紙の内容なんですけど…」と さらにもう一度、お電話することもありますよ。 |
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細かい点についてはメールやお電話だけじゃなく、 やっぱり直接会ってご説明しないとダメですね。 勘違いなさってしまう場合も結構あるんです。 |
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本当は実物の製品をお見せしたいんですけどね…。 この間、6mの大きな窓にロールスクリーンかシェードを 2台並べてつけたいというご相談があって。 「ロールスクリーンだと2台の間にどうしても隙間ができてしまう けれども、シェードならほとんど隙間がなくなります」と 写真を見せながらご説明したんですけど、 お客様は今ひとつ分かりづらいようでしたね。 最後はしっかりご理解くださいましたけれど。 |
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納品後のクレームをなくすためにも、ご提案の際に理解していただくことは 一番大事なことですから、きめ細かく丁寧にご説明するようにしています。 |
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いわゆるプレゼンボードというものは作らず、うちではすべての資料を A4サイズのファイルにまとめて、お客様が持ち歩けるようにしています。 |
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私たちが提案した内容を、お客様がそのままショールームに持って行って 「これ、ありますか?」と聞けるように、手軽なA4サイズにまとめているんです。 |
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資料や図面、写真を全部セットして、素材のサンプルなんかも入れて 1冊にまとめると、とても喜ばれます。 デザインやサイズにこだわるお客様にはパースを書きますし、 できるだけ完成予想図に近い施工例写真も取り寄せてお見せします。 写真だけでは分かりづらい部分には「ここは白に見えますが、 実際は木目になります」というように、わかりやすい補足コメントを 添えて。 |
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そのファイルがより使いやすくなるように、 まずはページ数に余裕のある厚めのファイルでお送りして、 その後追加でお渡しする資料は「空きポケットに入れてくださいね」 とお伝えする。 その1冊があれば、インテリアの全プランがいつでも一目で分かります。 2回目の打ち合わせに、そのファイルを持って臨んでくださる方も多いですよ。 |
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お客様ごとに見栄えやスタイルも変えて作っています。 お客様が50代~60代だとすると、読むのがイヤになるような 小さな文字がぎっしり並んでいるような資料はNG。 逆に、30代でスマートな暮らしをしている方に 大きな字の資料をお出しするのは、ちょっと野暮ったい。 お客様の年齢や特性に合わせて、文字サイズや書体も工夫しています。 |