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クリエイティブな人に聞く Inlet(インレット)代表 入江 明美さん

Inlet(インレット)代表 入江 明美さん

プロフィール

Inlet(インレット)代表
インテリアコーディネーター・2級建築士・照明士
福祉住環境コーディネーター 2級
福岡インテリアコーディネーター協会 副会長
日本フリーランスコーディネーター協会所属
日本デザイナー学院 九州校 講師


新築・中古戸建住宅・分譲マンションのトータルコーディネートを中心に、店舗設計の意匠設計や
賃貸住宅のコーディネート・経営を行う。

ICの資格を取得したきっかけと、お仕事の経緯について教えてください。

社会人になって最初の仕事は、電機メーカーの経理でした。
「なにか違うな」と思うことはありましたが、「仕事とはきっとこんなものだろう」と割り切って、週末には大好きな温泉や建物探訪に出かけるなどして、休日を楽しんでいました。

そんなとき、どこで出会ったかは忘れましたが、「25歳からの職業! インテリアコーディネーター(IC)」というフレーズを目にしたのです。
当時のIC資格試験受験要件には25歳以上という年齢制約があり、その時24歳だった私は、「大好きな建物に仕事としても携わることができる!?」と、ビビビッと感じました。
さらに調べてみると、ICは年齢を重ねることで、より多くの経験値からいいお仕事へと繋がることもわかりました。
「もう、これでしょう!」と思い、工務店へと転職。同時に1年間学校へも通い、ICの資格を取得しました。
この間に結婚、主人の転勤と節目はありましたが、「ICになる」という思いは貫きました。

仕事をする上で常に心がけていることやポリシーをお聞かせください。

一言でいうと「読み取るチカラ」でしょうか。
イメージを言葉にするのはなかなか難しいと思います。
特に最近は、インターネットなどで多種多様な情報が手軽に得られるようになり、間違った言葉のとらわれ方も蔓延しています。
お施主様から「○○スタイルで!」とご指示いただいたものが、イメージ写真等を見せていただくと「○○スタイル」とは異なる写真が多く、よくよく話をお聞きしてみると「○○スタイル」ではなかった、ということもよくあります。
情報を正確に「読み取る」ために、ヒアリングにはしっかりと時間をかけてお打合せをするようにしています。会話の中からヒントを得て、お施主様が求めるご提案へと繋いでいくようにしております。

また、現場では職人さんとの空気感を大事にし、よりよいお仕事をしていただけるように心がけています。人とのコミュニケーション・ご縁は、私にとって本当に財産です。足繁く現場に通うだけで、職人さんは前向きに現場を進めてくださいます。図面上では気づかないところも、現場で確認するとさらにいい方向に仕上がることが多いので、極力現場には足を運ぶようにしています。
こうした小さなことの積み重ねが、「+α」の空間ご提供へとつながっていると思っています。

インテリアのアイデアやヒントは、どのように発見・発想されていますか?

ICの仕事は生活の器のご提案なので、自分の日々の行動がすべてに役立つと思っています。いろいろなことに好奇心や関心を持って楽しく過ごすだけで、新しい発想や発見が生まれてきます。
今は、コロナの影響で気軽に出かけることが難しくなってしまいましたが、発見・癒しのためには旅行も欠かせません。

最近は、客室数の少ないホテルを選んで宿泊しています。素敵なホテルのインテリアを楽しむのはもちろんですが、小さなホテルはスタッフの方の気遣いや空間の設えが隅々まで行き届いていて、一人ひとりのお客様に対応したホスピタリティの高さを感じるからです。こうした贅沢な時間と空間で過ごした経験に私自身が癒されて活力をいただくことで、結果としてお施主様への対応やご提案へのヒントにつながっています。

今まで手がけた中で一番嬉しかったことや印象に残っている仕事を教えてください。

お子様のお部屋のコーディネートと、ファミリークローゼットの収納スペースをご提案させていただいたお施主様です。お子様に自主性を持たせたいというお施主様からのご依頼で、5歳、8歳、11歳の3人のお子様たちとお打合せをさせていただきました。
建築が進むにつれてお子様たちの家に対する意識が高まり、お住まいになられてからは片付け等も積極的にされるようになったとおっしゃっていただきました。
直接打合せをさせていただいたことで私とお子様たちとの関係性も深まり、お子様たちからお食事のお誘いを受けたのは、とてもうれしい出来事でした。今でも印象に残っているお施主様です。

「好きな色に囲まれる」をテーマに、リビングのコーディネートをさせていただいた仕事も、印象に残っています。

ご自宅や仕事場でお気に入りのインテリアアイテムはありますか?

元々新緑が大好きなので、新緑の季節になると心が弾みます。
インテリアの傾向でも室内のグリーン化は注目されていますが、私も「ジャングル化計画」と題し、苔テラリウムなど室内にたくさんのグリーンを配しています。癒しと仕事への意欲向上にしっかり役立ってくれています。

「花匠」というフラワーショップには、よく足を運びます。あまり見かけないお花が販売されており、お花のカラーセレクトや展示方法もインテリアのひとつだなと思わせてくれるお店です。
贈り物や自分へのご褒美によく使わせてもらっています。

北欧のアンティーク家具、雑貨から、洗練されたインテリアグッズがゆったりとした空間に展示してある、「NEST」というインテリアショップもお気に入りです。

窓まわりでよく利用するアイテムを教えてください。

高級感のある落ち着いた雰囲気を演出できる「木製ブラインド フォレティア」はよく提案します。

「ロールスクリーン ラルクシールド」と、「タテ型ブラインド ラインドレープ」とのコーディネートや、「プリーツスクリーン」もよくご提案に使います。
タチカワさんの製品はカラー展開が豊富でご提案しやすいのですが、なかでも無地の生地「エブリ」は全50色の豊富なカラーバリエーションなので、いろいろなシーンに提案ができます。

1番お気に入りのタチカワさんの製品は、空間を凛とした雰囲気にしてくれる「ロールスクリーン ラルクシールド」の竹スダレや経木スダレの生地です。必ずナチュラルウッドバランスをオプションでつけて提案しています!

最近は、スマートスピーカーで操作できる窓まわり製品をご希望されるお客様が増えてきました。シーンに合わせたご提案ができるタチカワさんの「スマートインテリアシェード ホームタコス」は、ぜひご提案に加えてみたいです!

入江さんのようになりたい!と日々仕事に励んでいる皆さんへ
アドバイスなどメッセージをお願いします。

好きな事を仕事にできて羨ましい!とよく言われます。それは、本当にありがたいことだと思いますが、仕事である以上、つらい事も失敗も、「これ、私の仕事……?」と思うようなこと等々、乗り越えなければならないことは沢山あります。
ですが、こうしたマイナスを乗り越えることが、スキルアップへとつながっていると思います。落ち込むだけに終わらず、「次回はこうやらねば!」と反省しながら自分へのご褒美を忘れない。これが秘訣だと思います。

現在、私は専門学校の「くらしデザイン科」の講師も務めています。教える立場ではありますが、10代の感覚や思考は大変勉強になります。固定観念にとらわれず、色々な角度から物事をとらえられるような柔軟さを持ち続けることで、幅広いインテリアコーディネートをご提案できるようになると思います。

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