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クリエイティブな人に聞く (株)インテリアクニイ 代表取締役 國井 周さん

(株)インテリアクニイ 代表取締役 國井 周さん

プロフィール

株式会社インテリアクニイ 代表取締役
インテリアコーディネーター
ライフオーガナイザー1級
整理収納アドバイザー2級


山形県寒河江(サガエ)市出身。建築の専門学校卒業後、住宅メーカーの営業として勤務。退社後、父親が経営するインテリアクニイに勤務しながらインテリアコーディネーター(IC)の資格を取得。2012年、山形県内のICとしてライフオーガナイザーの資格を取得。2015年9月に事業継承し法人化、代表取締役に就任する。自社物件以外で、県内のハウスメーカーの新築物件や展示場のコーディネートも年間50件ほど受注している。

ICの資格を取得したきっかけと、お仕事の経緯について教えてください。

幼いころからインテリア事業を行う父の仕事に接しながら育ち、漠然と建築関係の仕事に興味を持っていました。高校卒業後は父の仕事を手伝いながら専門学校で建築の基礎を学び、その後ハウスメーカーの営業職に就きました。

当時のハウスメーカーでの仕事はプラン作成から資金計画、契約後のインテリアコーディネート、現場周りと多種におよび、その経験は今もとても役立っています。まだ職人気質が強い時代で、インテリアは女性の方が興味を持っていることが多いにも関わらず、建築や室内装飾業の現場は男性が多く、営業も現場も女性は極端に少ない時代でした。

当時から将来的には父の会社を継承しようと考えていたので、現場施工だけでなくコーディネートからアフターフォローまでできるICは大きな強みになると考え、インテリアコーディネーターの資格を取得しました。
今の事務所は6年前に改装。パネルハウスを自分で組み立てた、愛着のある建物です。

仕事をする上で常に心がけていることやポリシーをお聞かせください。

お客さまそれぞれが、調和のとれた心地よい空間を手に入れるための住環境整備を、さまざまな手法と現場経験を生かして提案することを心がけています。 また、心地よい住環境を活かすために、『ライフオーガナイズ』の概念を取り入れ、インテリアと調和のとれたご提案をしています。

ライフオーガナイズは、思考・時間・空間を整えていくもので、その人に合った収納や片づけを実践していくものです。
せっかく理想の空間を手に入れても、整理や片づけがうまくいかなければ、その良さが活かされたインテリアをご提案できません。お客様が何を求め、どうなりたいかを読み取り、求められているもの以上のご提案をするよう、心がけています。

インテリアのアイデアやヒントは、どのように発見・発想されていますか?

日々の生活で目にするものや感じるものに敏感になることです。
インテリアや建築物以外でも、形やバランス、色彩などのヒントが必ずあると思っています。いろいろな場所に出向き、たくさんの人と対話することで、自分にはない価値観や思考に触れることができ、新たな発見が得られています。

最新の情報は、インテリア関連の書籍や雑誌だけでなく、InstagramやTwitterなどのSNSからも得ています。特に最近のお客様は希望のイメージとしてInstagramの画像を提示される方も増えてきました。こうしたSNSなどから得た情報に自分なりにイメージをふくらませて、そこにいる人物の視線や動線を想像したり、実際にサンプルを合わせたりしてプラン化することで、新たな発見やヒントを見出しています。

最近はコロナの影響もあり、なかなかショップ回りもできない日々が続いていたので、家具やインテリアのカタログを見ています。「AD CORE」や、「関家具」の『NiPPONAIRE』や『CRASH』などは特に好きなブランドです。インテリア写真集のようで見ごたえがあり、参考になります。

今まで手がけた中で一番嬉しかったことや印象に残っている仕事を教えてください。

商品の特長や施工後の仕上がりに関して十分な説明ができていなかったため、結果的にお客様にご満足いただけなかったことがありました。日々進化する商品への理解不足や、わかりやすく説明するという意識が薄れていたのが原因だったのだと思います。その後はメーカー担当者の方にもご協力いただき、常に商品の特長をとらえ、カラーやデザインだけでなく使用箇所や頻度、使い勝手なども熟考してご提案するようになりました。あの時いただいたご指摘は、お客様の大切な財産である住環境に誠実に対応できるよう、今でも教訓として心に残しています。

また、初めてお客様のご自宅へ訪問した時に、「女性の方でびっくりしました。男性が来ると思っていた」と言われたことがありました。名前からして、男性と間違われることがよくあるので、いつものことだと気にせずお仕事させていただいたのですが、最終日に「最初に女性が来てくれて安心した。あなた、いい顔してるね」と言われました。
「10代は親からもらった顔。20代は自分で創っていく顔。30代は中身が出る本当の顔になる」と教えてくださり、「男性が多い中、大変なこともあるだろうけど、自信をもって誠実に頑張っていきなさい」と送り出していただきました。
30代に新たなステージに進む後押しをしてくださった、とても印象深いお客様との出会いでした。

ご自宅や仕事場でお気に入りのインテリアアイテムはありますか?

香りの強い人工的な香水などよりも、お香や精油などの柔らかく包み込むような香りが好きで、お香や精油加湿器を自宅や仕事場に置いています。
香りの移ったハンカチやクッションに顔をうずめて、ゆっくり深呼吸をすると、なんでも受け入れられる穏やかな気持ちになります。

窓まわりでよく利用するアイテムを教えてください。

ブラインドの中では「パーフェクトシルキー チェーン」をよくご提案しています。チェーン操作で製品の昇降とスラットの角度調整ができ、遮蔽性が高いのも魅力です。
また掃き出し窓など、大きな開口部には、操作コードから手を放しても、製品がゆっくり降りてくる「RDS(減速降下機能)」が搭載された「パーフェクトシルキー」もご提案しています。

最近はモダンな和室の作りが多いので、窓まわりに「プリーツスクリーン」をご採用いただくケースも多くなってきました。

また、間仕切「プレイス スウィング」は、間仕切った空間をより洗練されたスタイリッシュな空間にしてくれると思います。
坪数の小さな住宅でも、空間を有効的に使うことでより広く感じていただけます。

國井さんのようになりたい!と日々仕事に励んでいる皆さんへ
アドバイスなどメッセージをお願いします。

1. ひとつひとつ誠実な仕事をして、経験を積むこと。(仕事に大きい、小さいはない)
2. いま、知らないことを見つけ吸収していくこと。(知ったかぶりも大事。その後すぐに調べる)
3. どんな仕事も笑顔で引き受けること。(理不尽なことはきっぱり断る)
4. できないことは、できる人にやってもらう。(すべてを自分で抱えようとしない)
5. 人とのつながりを大切にする。(おかげ様です精神)

私たちの仕事は、人生や命、財産に大きく関わる仕事です。その誇りと気概を持って、たくさんの人と出会い、たくさんのものに触れ、これからも楽しく仕事をしていきたいと思っています。

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